祭神
経津主神(ふつぬしのかみ:我国武将の祖神)
※国土開発に多大の功績のあった産業の祖神でもある
歴史
665年、藤原鎌足公がこの亀の島に船を寄せられ、香取大神を勧請され太刀一振を納め、旅の安泰を祈り神徳を仰ぎ奉ったのが創立の起因となる。
平将門が乱を起した際、追討使俵藤太秀郷が当社で戦勝を祈願して戦いに臨んだところ、めでたく乱を平らげたので神恩感謝として弓矢を奉納、「勝矢」と命名した。
この古事により、歴代の天皇をはじめ源頼朝、徳川家康などの武将達、また武道家達の篤い崇敬を受け、 武道修行の人々は香取大神を祖神と崇めた。
このような由来から、亀戸香取神社は「スポーツ振興の神」として、スポーツ大会・試合の勝利を願う多くの参拝者が訪れており、1000年の時を経た今でも「勝矢祭」が5月5日に執り行われいる。
所在地
東京都江東区亀戸3丁目57-22
開門時間
9:00~17:00
拝観料
無料
公式サイト
イベント
勝矢祭(毎年5月5日)
天慶の乱(940年)を平定した俵藤太秀郷がその神恩感謝として納めた弓矢を「勝矢」と命名した故事に因むお祭り。当日は武者行列がある。
平安時代の鎧兜の装束や陣羽織、裃などを身にまとった氏子達、地元小学生の鼓笛隊等が参加する武者行列が、亀戸の街を約2kmを練り歩く。沿道などの人出は約10万人にのぼる。
亀戸大根収穫祭・福分けまつり
亀戸地区小学校・中学校等で収穫された、亀戸大根を奉納する収穫祭。
亀戸大根は江戸末期のに栽培が始まり、この神社周辺が栽培の中心地となっていた。当時は他の大根が全く無い時代であり、江戸っ子に大変重宝がられたと伝えられている。
その後、宅地化が進み、産地は移ったが亀戸大根を復活させようという活動が起こり、亀戸地区の各小学校の校庭で栽培されることになった。
亀戸大根を奉納するお祭りが「福分けまつり」として始められ定着。この亀戸大根の栽培の発祥を記念した碑が、1999年、境内に建てられた。
有形文化財
建造物
- 石造燈籠 明治28年在銘(1991年3月28日)
- 石造燈籠 寛政6年在銘(1991年3月28日)
絵画
- 紙本淡彩道祖神祭図 歌川広重筆 一幅(1982年3月15日/1997年3月28日区指定)
彫刻
- 木造八幡神像(1994年3月23日)
- 石造狛犬 寛政7年在銘 一対(1986年3月26日)
工芸品
- 銅鏡 重定作(1985年3月25日)
- 銅製柄鏡 余廣作(1985年3月25日)
- 神輿(1986年3月26日)
- 神輿(1987年3月26日)
考古資料
- 土錘 六個(1982年3月15日)
歴史資料
- 大杉殿扁額・佐々木文山書(1982年3月15日)
- 棟札・4枚(1986年3月26日)
- 亀戸惣鎮守葛飾神社号標石・文政7年在銘(1991年3月28日)
- 狛犬(残欠)・文化2年在銘(1995年3月28日)
史跡
- 神官香取家墓地(1984年3月26日)
有形民俗文化財
- 宝船(道祖神祭具)(1981年3月31日)
- 力石・2個(1985年3月25日)
- 香取神社奉納鏃・2個(1985年3月25日)
- 香取神社奉納刀・7振(1986年3月26日)
- 水盤・天保2年在銘(1990年3月28日)
亀戸ニュースとして取り上げて欲しい情報を募集しています。
もしありましたら、TwitterなどのSNS、またはお問い合わせフォームにてご連絡ください。
※必ず載るとは限りません。あらかじめご了承ください。