2019年6月25日にオープンした、コーヒーとインド料理と音楽のお店『Café Accha(カフェ・アチャ)』。
そのオーナーである秋元さんにインタビューさせていただきました。
インドカレーとの出会い、お店を出した背景、お店の未来のカタチ、などなど。
これを読めば、もっと『Café Accha(カフェ・アチャ)』が好きになる!
魅力たっぷりのお店の生みの親、秋元さんのお話をたっぷり紹介します。
目次
インドカレーとの出会い
すでに10代で出会っていた、インドカレー
いろいろな飲食のジャンルがあるなかで、どのようにインドカレーに出会い、その魅力にはまっていったのかお伺いしました。
あとは大学生の時に、友達に誘ってもらって始めたアルバイトが、(日本人向けの味というよりは、本場の)インド寄りのカレーを提供するカレー屋さんでした。
カレーは好きでしたが、だからといって当時は思い入れやこだわりはなかったです。
そこから社会人になり、ご縁がつながっていきます。
(この方、今は都内に支店をいくつももつカレー屋さんの経営者です!)
その方に「カレーが好き」と言ったら、彼女の母親につなげてもらい、「特別に料理を教えましょう」ということで、インド料理(チキンマサラ、豆腐のカレー、サモサ)の作り方を教えてもらったんです。
東銀座のナイルレストランに足繁く通うようになり、そこで出会ったラッサム(下記参照)がすごく美味しくて!
見よう見まねで試してみたんですが、これがどうも味にならない。
正解がわからず、ネットでいろいろレシピを探していた時に、渡辺先生のレシピに出会ったんです。
ラッサムとは…
「南インド料理を代表する2大ベジタリアンカレーのひとつで、ニンニクとブラック・ペパー風味の酸味のある豆スープカレー」のことです。
※ちなみにもうひとつは「サンバル(タマリンドの酸味が隠し味の野菜入り挽き割り豆カレー コリアンダー風味)」
(渡辺先生のブログより)
カフェ・アチャでどちらも食べられますよ!(ラッサムは時々、サンバルは常時)
そこから渡辺先生の本も買って、いろいろ研究を進めた秋元さん。
ですが結局のところ「直接教えてもらった方が早い!」ということで、渡辺先生の料理教室に足を運びました。
それが秋元さんと、インドカレーの師匠 渡辺先生との出会いとなったのでした。
インドカレーの師匠 渡辺先生との出会い
秋元さんが渡辺先生と出会って、もう10年以上。
何度先生のレッスンスタジオに通ったかわからないほどだそうです。
そして今もなお、学びに行く拠点となっています。
渡辺先生はインド料理に詳しいツアーコンダクターさんと一緒に、毎年インドツアーを企画されています。
秋元さんは去年2018年に、スリランカとインドのツアーに参加されました。
スリランカはどうでしたか?
ですが、知れば知るほど「インドでも食べたい」という思いが強くなり、結局インドにも行ったという背景があります。
スリランカでもいろいろ学びました。
まだ試作中のものもありますが、今メニューにある「自家製ヨーグルト キトゥルソース」のキトゥルは、スリランカで知った椰子蜜です。
一方、インドツアーはどうでしたか?
インドはカレーのバリエーションが無限大で、「どう自分のお店に取り入れようか?」というのは難しくも感じましたが、知識はたくさん得ることができました。
グラブジャムンというデザートも、インド文化のひとつです。
#カフェアチャ のこだわり その8
カフェアチャではお料理はもちろんのこと、デザートも全て手作りです。今日は #グラブジャムン のご紹介。一言で言うとベビーカステラを蜜につけたお味。インドスイーツは甘いのが特徴です。#コーヒー と一緒にいかが?#亀戸 #レコード #スパイスカレー pic.twitter.com/bvzKsXRFAO— カフェアチャ看板娘たかちゃん❤️ (@Sakulucky5) November 23, 2019
カレーの味や食材へのこだわりはもちろん、インドやスリランカで感じた「本場の味」を今なお追求されています。
今年、亀戸に、インドカレー屋開店の背景
「いつかお店出せたら良いな~」ぐらいには思っていました。
あとは、自分で作ったカレーをよく友人にふるまっていて、「美味しい、美味しい」って好感触だったのもありますね。
年齢的な節目もあって、残りの人生自分のために生きようかなって思うタイミングもあったんだと思います。
おかげで良いリスタートになりました。
お店を亀戸に出した理由はありますか?
インドから戻って「安くて美味しいお店が多い亀戸はどうだろう?」と思いついて探したら、ちょうどここが空いていました。
こうして、晴れて今年2019年の6月25日、亀戸に本場の味が楽しめるインドカレー屋さん『Café Accha(カフェ・アチャ)』はオープンしたのでした。
【手作りポイントがいっぱい】
秋元さんの「長く続けられるお店に」という想いから、設計士さんを入れて店内作りを進められました。
すると、予算が想定の倍に!!
そこで経費削減として、自分たちの手で整えた個所がいくつかあります。
(一部の壁の刷毛塗りとか、棚の組み立て~設置とか)
Instagramに開店準備中の様子がありますので、ぜひチェックしてみてください。
愛してやまない「レコード」と「オーディオ」
『Café Accha(カフェ・アチャ)』のコンセプトに、コーヒーとインド料理と音楽という3本の柱があります。
それは秋元さんの「ひとつにしぼると競合がたくさんいる、だからしぼらずに好きなものをそろえよう」という想いから来ています。
ここでは音楽、とりわけレコードとオーディオについて聞いてきました。
「それを趣味っていうんだよ」と突っ込まれていました。
お店には約2,000枚のレコードがあります。
まさに店内は、秋元さんの好きなものでいっぱいです。
あと、オーディオを作るのも好き。
そう、店内でレコードの数以上に注目していただきたいのは、手作りのオーディオ機器(アンプ)です。
なんと高校生の頃から、自分好みに仕立ててきているそうです。
「聴こえ方」の追求は、今なお継続されています。
オーディオへのこだわりから、レコードや機材もかなり繊細に保管されており、良い音質で聴くことができます。
レコード以外にも、CD、カセットテープなども用意があるので店内で聴くことができます!
レコードの片面は20分ほどなので、忙しいと手が回らなくて。
時間の余裕があるときは、お客さんのリクエストでレコードを流したり、中には「今度ウチにあるレコード持ってきます」という方も。
まさに、レコードをきっかけに音楽でもいろんな楽しみ方ができるお店です。
人に恵まれて、今がある
コーヒーマイスターたかちゃんの存在
秋元さんと一緒に働くのが、『Café Accha(カフェ・アチャ)』の看板娘のたかちゃんです。
開店準備からサポートし、今はコーヒーマイスターとして美味しいコーヒーを提供するだけでなく、お店のドリンクメニューも担当されています。
秋元さんとは、一緒にバンドを組んでいた頃からのお知り合いだそうです。
#カフェアチャ のこだわり その6
#ブレンドコーヒー は、浅草のマメココロ という豆屋さんにオリジナルのブレンドを作ってもらっています☕️ブレンド1は爽やかな酸味、ブレンド2はバランスの良い苦味。どちらも飲みやすいブレンドです。夜にコーヒーが飲みたくなったらいつでもどうぞ☕️#亀戸 #レコード pic.twitter.com/tmDtNTQ1YL— カフェアチャ看板娘たかちゃん❤️ (@Sakulucky5) November 16, 2019
ライブもできちゃうお店
実は、楽器演奏もできちゃうのが、『Café Accha(カフェ・アチャ)』の醍醐味でもあります。
秋元さん自身がバンドをやっていた関係もあり、友人の「演奏したい」の声に応えるかたちで整えられました。
来年の「開店1周年記念」に、何かあるかもしれません。
12月は貸切が6回も!
ただありがたいのは、定期的に来てくださる方が何人かいることです。
友人に恵まれているんだと思います。
12月の貸し切りが5,6回あって、ありがたいです。
これは本当にその通りだと感じました。
すぐ友達になるあたたかい人柄と、これまで培ってきた人脈から人づてに良い噂が広まり、着実にお客さんの輪が広がっていることを、話を聞きながら感じました。
これからもっともっと、おもしろくなりそうです!
最後に
これからの『Café Accha(カフェ・アチャ)』
もしくは、コーヒーやお酒を飲んでほっとしてくれる。
それが一番です。
長居してもらってかまわないので、
「え、もうこんな時間?」っていうのがうれしいですね。
絶対立ち止まりたくないです。
可能だったら、1か月くらい休みをとってインドに行くとか「研修旅行」は行きたいですね。
オーディオに関しては、自分のなかでまだ目標がいくつかあるので、時間を作ってカタチにしたいです。
手軽に、現地の味に近いもので、さらっと食べられるお店です。
それをぜひ楽しんでいただけたらうれしいです、音楽とともに。
編集者より
コーヒーとインド料理と音楽の3本柱にあるように、
お店には、オーナーの秋元さん自身が好きなものをいろいろ寄せ集めているので、
いろんな方面のお客さんが集まっている印象を受けました。
それも、秋元さんの人柄とあたたかさがあってのことだと感じます。
すでに、ここを拠点に人の輪が広がっていて、亀戸の新たなハブとなりそうな予感すらしました。
だからこそ、率直に思うのは「あなたらしい楽しみ方がきっとある」そんなお店だと思います。
おしゃべりな秋元さんには、まだまだたくさんのインド・音楽エピソードがありますので、続きはぜひお店で聞いてみてください。
きっと「また行きたいな」と思える、心地よい空間が迎えてくれますよ。
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