毘沙門天ぞ是にあり!!
あ、取り乱して失礼いたしました。
とあるゲームにハマっていたおかげで、脳内が完全に戦国モードになってしまっている筆者です。わかる人だけわかってください。
それはさておき、亀戸って七福神めぐりができるんですよ。ご存じでしたか?
ゲームが一段落ついたので、
今回は亀戸の知られざる魅力、亀戸七福神めぐりに迫ります。
七福神とは
- 寿命(寿老人)
- 有福(大黒天)
- 人望(福禄寿)
- 清廉(恵比寿)
- 敬愛(弁財天)
- 威光(毘沙門天)
- 大量(=度量の大きさ)(布袋)
の七徳のことを指します。
七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。
室町時代に始まり、江戸時代に天台宗の天海大僧正が広めたことで世に知られるようになったのだそうですよ。
どおりで都内に七福神スポットが山のようにあるわけですね…。
亀戸七福神めぐりの特徴
ゲーム感覚で楽しめる!絵合わせパズル
亀戸七福神めぐりでは、お正月限定ですが授与品として絵合わせを購入することができます。
都内の七福神めぐりの中でも珍しく、絵合わせパズルになっているのです。
絵を集めてパズルを埋める、ゲーム感覚で楽しめるので、家族や恋人と楽しめそうです。
通常は色紙が授与品として得られます。
色紙の授与は1月7日までとなっています。
ただし、普門院に関しては年中受付中とのこと。
サクッと回れる手軽さ
亀戸七福神めぐりの嬉しいポイントは、その手軽さ。
歩いて1時間半ほどで回れます。
レトロな街並みと近代的な東京スカイツリー、相反する時代の風景を同時に楽しむこともできるので、移動中も目移りしてしまいますね。
亀戸七福神めぐりの際の注意点
龍眼寺、天祖神社、普門院、香取神社がある亀戸3丁目は道が狭く、一方通行のところが多いので車で巡るのは不向きです。
香取神社にはトイレがありますが、他では近くの公園のトイレを利用するしかないです。
各社寺の近くにはコンビニが無いので、飲み物は用意しておくといいですね。
亀戸七福神
寿老人
寿老人は、延命長寿のご利益があるとされています。
不死の霊薬を入れたひょうたんを持った、イケメンな老人の絵を見たことがあるでしょうか?
中国では道教の神仙でもあり、南極老人星の化身ともされています。
シリウスの次に明るい星、カノープスのことです。
そんな寿老人が祀られているのが、こちらの常光寺です。
「江戸六阿弥陀詣」の6番目の霊場とされており、6体の阿弥陀像を詣でるのが江戸の人々の行楽のひとつだったのだとか。
弁才天
芸道富裕のご利益があるとされている弁才天は、実はヒンドゥー教の女神・サラスヴァティーが基になっています。芸術に秀でているので、琵琶を抱えた女性の姿で描かれることが多いですね。
サラスヴァティーが水の女神だったことから、他の水神と融合して「弁才天」の名を冠した地名が日本のあちこちに残っています。
弁才天は女神ということもあってか、亀戸で弁才天を祀っている東覚寺は、どことなく女性らしい柔らかな雰囲気をまとったお寺です。
恵比寿神
敬愛富財のご利益があるとされている恵比寿神は、誰もが知る日本古来の福の神さま。もともとは漁業の神様だったので、釣り竿と鯖を持っています。
見ているだけで癒やされる笑顔の、恰幅の良い男性の姿はあまりにも有名ですね。
七福神は大半がインドや中国の神様なのですが、恵比寿神は唯一日本由来の神様です。
商売の神様としても慕われる恵比寿神が祀られているのが、香取神社です。
区内で最も古い神社なんですよ。
亀戸の七福神めぐりはどこからはじめても楽しめますが、この香取神社からスタートするのがもっともスタンダードなルートです。
大國神
恵比寿神と同じく香取神社に祀られているのが、有富蓄財のご利益があるとされている大國神です。七福神の一柱としては大黒天の名の方がよく知られているでしょう。
漁業の神である恵比寿神と農業の神である大國神は一組で信仰されることが多く、日本の他の地域でも同じ社寺に祀られていることがあります。
香取神社は平将門の乱のときに戦を勝利に導いたことにちなみ、毎年5月5日に「勝矢祭」がおこなわれます。武運長久の神、転じて現在ではスポーツ振興の神として人気を博しています。
毘沙門天
勇気授福のご利益があるとされている毘沙門天は、勝負事の神様としても有名です。
仏教では四天王の一人に数えられ、その昔聖徳太子が戦勝祈願で四天王寺を建立した話や、上杉謙信が篤く信仰していたといいます。
毘沙門天が祀られているのは普門院です。
※御朱印は本堂向かって右側の客殿で受け付けています。1月4日はご住職がいないことが多いらしく、いらっしゃらない場合はハンコのみとなります。
植物園かな?と思うほど木々が生い茂っています。
福禄寿
福禄寿は、人望福徳のご利益があるとされている神様です。
元来は道教の神様とされ、前述の寿老人と混同されることもよくあるようです。
福禄寿が祀られている天祖神社は、推古天皇の時代に創建されたそうです。
毎年9月に流鏑馬の祭事がおこなわれますが、かつて織田信長がここで流鏑馬の行事をおこなわせたことで流行り病を鎮めたという、筆者にはうれしい逸話が由来となっているようです。
布袋尊
清廉度量のご利益があるとされる布袋尊は、七福神の中では唯一神様ではなく、実在した仏僧だといわれています。
本名は釈契此(しゃくかいし)、布袋は常に袋を背負っていた姿からつけられた俗称なのだとか。
布袋尊が祀られている龍眼寺は、江戸の名所「萩寺」としても有名です。
名物は水に溶けるおみくじ。
お寺のホームページを見ても
せっかくの運勢を水に溶かすことでどんなご利益があるのかさっぱりわからないのですが…
良くない運勢だったら水に流してしまえということなのかもしれません。
是非一度体感してみてくださいね。
まとめ
亀戸七福神の魅力についてまとめてみました。
こうして調べてみると、なんだか祀られている神様にも不思議と親近感が湧いてくるものです。
亀戸にお立ち寄りの際は、是非とも七福神めぐりを体験してみてくださいね。
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