2021年4月25日、コロナ禍で3度目の緊急事態宣言が発令されました。対象は東京、京都、大阪、兵庫の4都府県で、期間はGW明けの5月11日までと見込まれています(4月26日現在)。
特に今回は、東京都の緊急事態措置の内容に
- 飲食店の酒類提供の自粛要請(酒類を提供する飲食店が休業要請の対象に)
- 夜20時以降の消灯(街灯以外)
といった内容が含まれていることも話題となりました。
参考:新型コロナウイルス感染拡大防止のための東京都における緊急事態措置等について(令和3年4月23日発表)
ネオンや看板の点灯には防犯効果があります。ネオンや看板の灯りが消えることで、どんなリスクが考えられるでしょうか。今回は、いつもよりも暗くなる夜道での注意点や防犯情報について解説します。
目次
消灯された夜道を歩く際の注意点
いつもより暗くなった夜道では、後をつけられやすくなったり、助けを求めづらくなることから、これまでよりも犯罪被害のリスクが高まると考えられます。
- 夜道を歩くときは、人通りの多い道や明るい道を歩くようにし、「スマートフォンを操作しながら」「音楽を聴きながら」などの「ながら」歩きは周囲の状況がわかりにくくなるのでやめましょう。
- 家が近くても気を緩めず、後をつけられているなどと不安に思うことがあるときは、近くのコンビニエンスストアなどに逃げ込み助けを求めるか、110番通報をしましょう。 ―警視庁HPより
警視庁が発表したデータを見てみると、「ひったくり」「性犯罪」だけでも20時から0時までの間に多発していることがわかります。これを機に、夜20時以降に夜道を出歩く際には注意が必要だということを再確認しましょう。
被害を防止!身を守るためのコツを確認
警視庁の防犯アプリ「Digi Police」
警視庁犯罪抑止対策本部の無料アプリ「Digi Police」。
「防犯ブザー」機能では1タップで大音量の防犯ブザーを鳴らすことができたり、「痴漢撃退機能」では「やめてください」という音声が発することができます。
いざというとき、驚きや恐怖もあって大きな声を出すのはなかなか難しいものです。
無料アプリなので、もしものときのためにインストールして、操作方法を確認しておくことをおすすめします。
防犯ブザー機能は最大音量で電子音+登録メールに通知。痴漢撃退機能では画面で「痴漢です」と訴え+「やめてください」と大声。警視庁が開発したスマホアプリ「Digi Police(デジポリス)」が人気を集めています。https://t.co/S3jf7KQWhe
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 17, 2019
iPhoneの防犯ブザー機能
iPhone(iOS11以降)には「緊急SOS」の機能があります。
- iPhone8以降:本体右側の「電源ボタン」本体左側の「どちらかのボリュームボタン」を同時に長押し
- iPhone7以前:電源ボタンを素早く5回押す
この操作を行うと、画面に「緊急SOS」「メディカルID」というバーが出てきます。緊急SOSでは「警察」「海上保安庁」「火事・救急車・消防」が表示されるので、通報先を選びましょう。
タップすると発信されてしまいます。間違えてタップしないように注意!
街灯の消灯によって夜道の危険リスクが高まるのでiPhoneの防犯ブザー機能をおさらい!「電源ボタンを5回連続で押す」だけで119か緊急連絡先に発信されます。さらに通話が切れたら位置情報が送信される。危ない時はポッケの中で5回プッシュ!この機能で命拾いした人もいるというガチのライフハックです pic.twitter.com/J8BOG6KSME
— こじみく👙 (@milkonPANDA) April 23, 2021
Androidの「緊急通報」機能
ロック画面から「緊急通報」をタップすると、テンキーから110や118、119へ通報できるほか、緊急連絡先に連絡することができます。機種によっては独自のSOS機能があるので、この機会に「設定」を見直しておくと良いでしょう。
https://twitter.com/nazuna_cqbr/status/1385956801422659584?s=20
防犯ブザー
アプリやスマホの機能だけでなく、防犯ブザーを携帯することも大切です。大音量のアラームを鳴らすことで、加害者をひるませるほか、周囲に助けを求める効果も期待できますよ!
お許しが出たので首都圏及び追随しそうな地域の方へ。現役探偵さんからのお話です。
・路面店の明かりがひとつ減るだけで隠れられる場所はだいたい四つ増えます。
・子供が持つような引っこ抜くとけたたましく鳴る防犯ブザー、あれ、計画犯はわりとチェックして持っている人を避けます。— 鵺型情報生命体02 (@13th_rainy) April 23, 2021
夜20時消灯には不安の声が続々と
昨日のラジオで、リスナーさんから、小池都知事が提案した「20時から街灯以外消灯」について、「危険だと思う。塾に通う子ども、仕事帰りの女性、買い物へ行く高齢者もいる。慣れない視界では車から人影が見えにくくなる危険もある」とメールがきた。おっしゃる通りだと思いました。#アシタノカレッジ
— 武田砂鉄 (@takedasatetsu) April 24, 2021
消灯マジで怖いよ 夜道で明かりがついたお店が途切れたところではっと顔あげたら体格のいい男性2人がにやにやしながら行く手を阻むように立ち塞いでて、その後ろにワゴン車止まってたときの恐怖、私は知ってる よくいま生きてると思う
— ブリ子 (@kon3) April 23, 2021
消灯初日の亀戸の様子
https://twitter.com/kameido_pro/status/1386285924254818307?s=20
https://twitter.com/kameido_pro/status/1386285933398429705?s=20
まとめ
街灯は点いているとはいえ、ネオンや看板の灯りが消えると、都内はふだんとは違った雰囲気になりますよね。
夜20時は、学校・塾帰りの子どもや仕事帰りの大人など、まだまだ多くの人が出歩いている時間です。これを機に、改めて一人ひとりが防犯意識を見直し、スマホの防犯アプリや防犯ブザーなどを備えてみてはいかがでしょうか。
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