世間はスポーツの秋!
ラグビー然り、バレーボール然り、そして来年に迫った東京オリンピック。
2019年から2020年にわたって、日本のスポーツが注目されていますね。
個人的にはスポーツの内容より2020年パラリンピックのキャラクター、ソメイティへの愛情が深まるばかりの今日この頃です。
なぜあんなに可愛いの…。
それはさておき。
スポーツ好きな方々におかれましては、やはり好きなチームに勝ってもらいたいところですよね。
もちろん頑張るのは選手の方々ですが、少しでも勝利に近づくために神様の力もお借りしちゃいましょう!
今回は亀戸で必勝祈願におすすめの、香取神社をご紹介しますよ!
目次
香取神社ってどんなところ?
説明しよう!香取神社とは?
名称:亀戸 香取神社
御祭神:経津主神(ふつぬしのかみ)
御祭神の経津主神は筆者も初めて聞く神様なのですが、武将の祖神として古くから崇められている神様なのだそうです。農業にも深ーい関係があるらしい。
かの藤原鎌足氏が旅の途中で太刀を納め、旅の安寧を祈ったのが創立の由来なのだとか。
香取神社って千葉にもあったような…と思ったのですが、それもそのはず。
千葉県香取市の香取神宮は日本全国に400社ある香取神社の本社にあたるそうです。
え?香取神社って400社もあるの??(そこ)
そんなわけで…
ここでは400社もある香取神社のうちのひとつ、亀戸香取神社ならではの魅力をお伝えしようではありませんか。
いざ!香取神社へ
百聞は一見に如かず。
亀戸の香取神社にしかない魅力を、この目で確かめに行きましょう。
駅からまっすぐ、徒歩10分
亀戸の香取神社までは、JR亀戸駅の北口から徒歩10分です。
駅前のロータリーからまっすぐ商店街を抜け、亀戸四丁目交差点も直進していくと、左手に鳥居が見えてきます。
方向音痴の筆者でも(以下略)
参道の向こうは、鬱蒼とした森でした
歩くだけでなんだかエネルギーが湧いてくる参道を抜け、いざ香取神社へ。
なんか勝てそう(何に)
参道の向こうは、不思議な町…ではなく。
緑がもっさー!!
自然豊かな神社ですね。
ちなみに、春はこの緑が一面桜になるようです。それも見たかったなあ。
手水舎の龍の置物に胸キュン
神社に来たら、手水舎でお清めをするのが鉄板ですよね。
どうでも良い話ですが筆者、実は龍がめっちゃ好きです(ドラゴンも可)。
思わず近くでパシャリ。
かっこいい〜!
参拝!
こちらでももちろん「世界が平和になりますように」と祈っておきました。
スポーツって世界共通言語みたいなものだし、競い合ってはいるんだけど世界が一つになる気がしますよね。スポーツ観ない筆者が言うのも何ですが…。
だから多分世界平和も叶えてくれると思うんだ(希望)。
亀戸の地名由来の土地
ここの香取神社が他と大きく異なる点があります。
それはなんと…ここが亀戸の地名の由来となっている点です。
亀戸の由来、「亀井戸」
亀戸はもともと亀の形に似た島、「亀島」「亀村」と呼ばれていた地域です。
それが現在の亀戸3丁目付近にあった、亀戸梅屋敷の臥龍梅庭の井戸「亀ヶ井」と混同されて「亀井戸」となり、そのうち「井」が取れて「亀戸」となったと言われています。
ずっと「い」がどこから来たのかなあと思っていたのですが、ようやく謎が解けました。
この香取神社の近くには、亀ヶ井のあった梅屋敷跡があるので、ここが亀戸の地名の由来とされているのですね。
亀戸梅屋敷は、歌川広重が描いた浮世絵「名所江戸百景」にも登場する有名な臥龍梅があるところです。
臥龍梅…あっ…だから手水舎に龍がいたのかな?(今更)
勉強になりましたね!
大國神と恵比寿様
そして昔の人々は、農業の神様大國神様と漁業の神様恵比寿様を祀って、亀井戸の聖水をかけて参拝することで生活が豊かになるよう祈ったというわけですね。
あ、これが亀井戸だったんですね…。
この日は炎天下だったので、きっと神様も暑かろう、とご利益云々より涼をとって差し上げたい気持ちで杓をとりました。が…
ああああごめんなさい。
絶妙に距離が遠くて前だけ、それも足元だけ中途半端に水をかけてしまった。
少しでも涼んでいただけたでしょうか…(汗)
スポーツ振興の神
気を取り直して。
冒頭でも紹介したとおり、亀戸の香取神社はスポーツ振興の神様としても有名です。
それにもきちんと、歴史的逸話が残っているようです。
あの俵藤太秀郷(たわらのとうたひでさと)が戦勝祈願
あの、って…そもそも俵藤太秀郷ってどなた?
と、思われた方も多いのではないでしょうか。
筆者とて某ゲームの存在がなければ興味を抱かなかったかもしれない(失礼)。
俵藤太秀郷とは、室町時代の武人、藤原秀郷のことです。
「俵藤太絵巻」という冒険譚が非常に有名で、百足を倒したり竜宮に行って財宝をもらったりしています。あれ?もしかして浦島太郎なのか?
その中でも有名なのが平将門の討伐です。
その際、この香取神社で戦勝祈願し見事に討ち勝ったことから、勝負に強い神社として崇められるようになったようですね。
このとき感謝の印に納めた矢が「勝矢」と呼ばれ、現在も「勝矢祭」として残っています。
そんなわけで、境内には至るところに弓矢のマークがあしらわれています。
それにしてもひらがなで「といれっと」はいかがなものか…。いや、すみません。
余談ですが、平将門討伐には龍神の力を借りたという逸話が残っています。
臥龍梅といい、やはり香取神社は龍と並々ならぬつながりがあるようです…!
勝手にわくわく。
勝石に触ってみよう
境内には「勝石」なるものもありました。
石の上部には刀をあしらった石版のようなものが載っているのですが、もしかしてこれが藤原鎌足氏が納めた太刀なのかな?
触るとご利益があるらしいので触ってみました。
熱かった(そこか)。
謎の大根
さて、一通り見たしそろそろ帰ろうかと思った矢先…
?!
何故かそこには大根の石碑が。
要約すると…
文久の頃から明治時代にかけて、このあたりを中心に大根づくりが盛んになり、そのうち産地の名をつけて「亀戸大根」と呼ばれ重宝されるようになったそうです。
…え?それだけ??
神社にはそれくらいしか説明がないのですが、よくよく調べてみると亀戸大根は江戸っ子に大変に人気だったのだそう。
現在はわずかな農家しか栽培していないこともあり、昭和の頃には「幻の大根」と呼ばれたこともあったのだとか。
亀戸ではそんな地元の名産品の認知度を高めようと、いろいろ試行錯誤されているようです。
大根、グッジョブ。
まとめ
亀戸の香取神社にはわくわくするような逸話が詰まっていて、それが現代にも脈々と受け継がれ続けている神社なのでした。
亀戸に来たからには、地名の由来となったこの場所は外せませんね!
スポーツの必勝祈願にも、ぜひ一度参拝してみてはいかがでしょうか?
大國神様や恵比寿神様はもちろんのこと、もしかしたら龍神のご加護が日本を勝利に導くかもしれません。
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