インタビュー

【船橋屋インタビュー vol.5】くず餅生産量をコントロールするベテランの小野寺さん

船橋屋・インタビュー(小野寺さん)

創業200年のくず餅屋である「船橋屋」。
亀戸を代表する老舗企業です。

今回、執行役員の佐藤さんをはじめ、部長クラス、中堅リーダー、新入社員、パートさんまで、総勢6名の従業員にお話を伺うことができました。

歴史があるだけじゃない
社長がすごいだけじゃない
くず餅が美味しいだけじゃない

「いま」この瞬間、各所で輝く従業員の熱き思いをお届けします。

さて、続きましては入社29年のベテラン、小野寺さんにお話を伺います。

実は小野寺さんは、船橋屋の社長が7代目から8代目に事業継承された変革を目の前で見てきたひとりなのです。

まさに、船橋屋の大革新を一番近くで見ているお方です。

変革の最中はどのような感じだったのかについてもお聞きしました。

【小野寺さんプロフィール】
20歳で、縁あって船橋屋に中途入社。
入社当時は7代目社長のときで、今の社長8代目と共に歩んでいます。
2日しかもたないくず餅の生産を巧みに「調整」する部署(社内では「コントローラー」と呼ばれています)である、仕入受注管理部の部長。

くず餅の陰の立役者!巧みに生産を管理する「コントローラー」

船橋屋のくず餅船橋屋のくず餅

小野寺さんは、「人の入れ替わり」のタイミングで、職人(つまり製造)として船橋屋に入社されました。
当時は今のような部署分けはなく、「職人」「営業」「配送」といったグループだったそうです。限られた人数の中で仕事を回し、小野寺さんも販売以外ほとんど経験されたそうです。

Naoko
Naoko
仕入受注管理部(コントローラー)の仕事を教えて頂けますか?
小野寺さん
小野寺さん
主な仕事は、店舗からの受注による生産管理ですね。

いかに無駄なく、ロスなくというところを見極めます。

そこから生産指示、配送依頼、店舗への指示など、幅広くやっています。

Naoko
Naoko
仲野さんが「小野寺部長のコントロールが一番正確」と言っていました。
どういうことを意識しているのでしょうか?
小野寺さん
小野寺さん
一番大事にしていることは「現地・原則・現実」というところですね。

実際を見て、考えて、判断することを意識しています。

「なんでこの数字になったのか」を理解するために、見たり聞いたりします。

Naoko
Naoko
現地ということは、売り場にも行くことがあるんですか?
小野寺さん
小野寺さん
行きますね。例えば本店でいうと、亀戸天神のお祭り時が繁忙期になります。

売上の時間的データも計測していますが、お客様がバスで来るのか徒歩なのか、そういうことも影響してくるんだということが、現地で見てわかるんです。

Naoko
Naoko
なるほど。地道なことが、数字の正確さを生み出しているんですね。
小野寺さん
小野寺さん
亀戸天神も、時々列の並び方を変えるんです。

そういうことも影響するんで、見にいっていますね。

亀戸天神の参拝者の列が、船橋屋臨時販売店前にかぶってしまうと「まったく売れない」と仲野さんが話していました。
周りの状況も加味したうえで、2日しかもたないくず餅は生産され、私たちのもとに届いていたのですね!

社長の代替わりで起きた大変革

モザイクアート(渡辺社長)モザイクアート(渡辺社長)

今の8代目 渡辺社長は、小野寺さんより後に専務として入社されました。

Naoko
Naoko
入社当初の8代目渡辺社長は、どんな感じでした?
小野寺さん
小野寺さん
社内の状況とか、みんながどんなふうに考えているのか、聞かれていましたね。

若手、職人、女性、ほんとみんなに。

いろいろ聞き出してくれて、社長も一緒になってここからやっていこうっていうのを感じました。

Naoko
Naoko
いざ社長が8代目に代わり、体制が大きく変わるなかで、8割の社員が辞めていったと聞きました。

中ではどういう状況だったのでしょう?

小野寺さん
小野寺さん
そうですね、周りの人は「ちょっとついていけない」という部分があって、辞めていきました。

僕はもともと社長が好きなので、ついていく・ついていけないというよりは、僕も一緒にやっていこうって思っていました。

社長は、自分に足りないものを教えてくれる人でしたので。

だから、変わらなくちゃいけないなって。僕も変わっていく覚悟でしたね。

Naoko
Naoko
最初から、そう思ってやってこられたんですね。
小野寺さん
小野寺さん
いや、とはいっても、自分の中で葛藤はありましたよ、反発心も。

社長の言っていることは間違いないってわかっているんですけど、今までとは違う・変わることに対する怖さはあったと思います。

ですが、僕も逃げるのは嫌だったので、自分が納得するところまでやろうと思ってやっていました。

Naoko
Naoko
具体的に、社内でどういう変化が起きましたか?
小野寺さん
小野寺さん
僕が入社した当時は、縦社会という感じでした。工場長がトップで、絶対服従みたいな、職人気質が強かったんです。

そんな風土に、当時専務だった社長は違和感を感じて、いろんな組織改革や部署配置などされていきました。

小野寺さん
小野寺さん
特に、2001年にISOを取得するというときに一波乱ありましたね。
※ISO(国際標準化機構):国際間の取引をスムーズにするための共通基準を決めること

実際、「そんなもの取得して何になるんだ」「今更何を勉強するんだ」っていう声や葛藤をたくさん聞きました。

僕自身は「すごいものが来た!」と、肯定的に驚いていましたよ。

感情的なぶつかり合いもありましたけど、いざISO取得した時の達成感から、社内の空気が変わってきたように思います。

船橋屋とともに変化してきて今の自分がある

伝説のパートを目指す仲野さんとのツーショット伝説のパートを目指す仲野さんとのツーショット
Naoko
Naoko
今も、外部の研修は多く取り入れられている?
小野寺さん
小野寺さん
そうですね。社長もいろいろ受けてこられた中で「今行かせるのはだれがいいかな」って話して決められていますね。

僕もメンタル的な部分の学びがあって、自分でも昔と比べてよく変わったなって思います。

よく「こわい」ってイメージをもたれるんで(笑)

Naoko
Naoko
そうなんですか?
取材を通して小野寺さんを慕っている声をたくさん聞きましたよ。
小野寺さん
小野寺さん
最近ですかね、うれしいことに若い子たちからもお誘いをもらうようになりました。

みんな店舗でバラバラなので、僕自身は関係を希薄にしたくなくて、社内の行事やベントには積極的に参加するようにしています。

そうして、ギャップは埋まっていくと思うんです。

Naoko
Naoko
そうですね。
最後に、小野寺さんの描くビジョンを聞かせてください。
小野寺さん
小野寺さん
健康提案企業として、もっと「環境に配慮した」ものを船橋屋としてもやっていきたいと思っています。

くず餅を買った先に、廃棄物・プラスチック問題などの心配がなく、社会が好循環になるように、もっと改善していきたいです。

社会貢献につながるように船橋屋としてもやっていきます。

編集者あとがき

会社の体制が大きく変わる中、自分自身も変わっていったという小野寺さん。

自分と向き合い、自分を変えていったことをあくまで謙虚に言う姿勢がかっこよかったです!

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三十路OL 兼 フリーライター♪ 感じたことを文字で表現します。楽器で表現するのも好き。西洋の文化芸術にルーツがあると信じている関西人です。
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